まだまだインフルエンザが流行ってますねぇ。。。
でも最前線にいる印象としてピークと比べると、
だいぶ減ってきた感じがします
同じインフルエンザA型でも、
今年は徐々に株が変わっているので、
A型に2回かかるという現象が起きているそうな
けどこれは福井大学医学部の情報なので、
どこまでほんとかはわかりません。
(所詮日本の情報)
ただし、救急の分野で福井大学といえばと~~~っても有名
救急やってる医師で福井大学を知らなければそれはもうモグリです!
なので雀は無条件に信用しますよ~~~🎵
さて、前述のように日本の教科書やウィキ〇 ゚ディアやブログなんかは、
うそっぱち情報であふれています💀
なので今日は世界でもTOP3(内科で)に入る権威のある論文
「The Lancet」から
確実な情報をまとめてみましょう♪
これもブログやないか!というツッコミはなしよ🎵笑
今日は赤太文字で書いたとこは、
日本人なら誰も文句言えない絶対確実な情報というルールです💡
(少なくとも2017年の時点では)
潜伏期
1-2日
人にうつすのは典型的にはこの潜伏期から始まっていて、
発症後1-2日にピークがあります
そして1週間で感染力はなくなります
これを参考に、
学生さんは学校保健安全法で
『発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで 』
出席停止と決められてるんですね~
検査
例の綿棒を鼻の穴にぶち込まれるヤツですね。。。
これはウイルス排出の多い時期、
つまりうつしやすい1-2日目にやりましょう!
検査精度は59-93%なので、
検査のタイミングが早すぎると偽陰性
つまり「ほんとはインフルなのに結果が出ない!」ということになります
治療
その一方で、
発症から48時間以内が効果的なので、
検査のタイミングは迷うところですなぁ。。。
だけどもだっけっど?
上記のような薬を使った時の効果は、、、
症状が1日未満短縮するというもの
逆に言うと、
薬を使っても使わない時と比べて1日以上早く治ることはないんですなぁ😿
だから抗インフルエンザ薬ってほとんど日本でしか使ってないのでしょう💊
こないだベネズエラ出身の患者さんが発熱で受診してきたので聞いたら、
「ベネズエラではインフルエンザに薬なんか使わない」
「てか検査もしない」
って言ってました💦
どーせ薬使わないなら検査する意味もないって、
なかなか合理的ではありますね
思わず「確かにそのほうが◎?△$♪×¥●!&%#」などと
ごにょごにょ言ってしまいました。。。
「じゃあ治療薬いらないの?」とゆーと、
少しでも早く治したい、というのはもちろん、
肺炎になる確率と入院期間は減らせた、というデータがあります📝
肺炎になっちゃったり、
入院するような重症患者さんには
使ったほうが良いということ
つまり重症化しそうな人には使ったほうがいいということでしょうか?
「それってどんな人?」かというと、
65歳以上、免疫不全、小児、妊婦などをハイリスクグループとしています
予防接種
予防に最も効果があるのはワクチン!
前述した65歳以上、免疫不全、小児、妊婦に加えて医療者も接種が推奨されます
雀も泣く泣く打ちましたよ。。。😿
(患者さんには打ちましょう!と勧めるくせに。。。)
ただし!
ワクチン株と流行株が一致していても~?
有効率は50-60%です。。。
なんともトホホな結果ですが、
自分がかかってしまったとしても、
みんながインフルエンザワクチンを接種していれば
集団としての流行は抑えられます!💉
これって結局さっき言ったようなハイリスクな患者さんの感染を減らせるので、
結果として死亡率が下がるんです
もちろんハイリスクでない人も感染する確率は下がりますよ🎵
みんなで予防接種しましょ~、というのが大事!
結論(ここは個人的な意見)
まず予防接種する!
マスクする!
熱出たらもう寝とく!
⇒こうすれば
病院に行ってインフルエンザをまき散らすこともないし、
なが~い待ち時間でより体調を悪くすることもないし、
お金もかかりません!
まだローリスクな雀はこうすることに決めました!
(まぁ熱出た時点で病院から検査しろと言われるんですけどね、、、)
参考までにこんな考え方もありかも?
でも!
ハイリスクの人だったり、
一旦良くなったと思ったのにまた調子が悪くなったら、
迷わず受診しましょう!
そんな時はインフルエンザ後の細菌性肺炎を疑うことになります
抗生剤治療が必要な状況かもしれません
くわばらくわばら。。。
インフルエンザの症状が治まったあと、
「4-14日目に発熱、息が苦しい、咳などの症状が出たら
インフルエンザ後の細菌性肺炎を疑うんですよ!!」
大事なことなので2回言いました
おしまい❕