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熱中症のためになるお話

先週までベトナム旅行記@3月をお送りしました🛫

めちゃめちゃ暑かったと回想しながら書いてたのですが、

日本も全然負けてないですね😨

 

むしろ日本のほうが暑い🌞

内科外来やってると皆さん汗がたくさん出て、

高血圧患者さんの血圧も良い感じにコントロールされちょります😅

一方で救急外来に増えるのはもちろん熱中症💦

毎日のようにERに運ばれてきます🚑

 

夜エアコン付けずに寝るとどうなるかの体験、

(そして節約のため)やってみましたが、

起きたらエアコン付いてました。。。

 

これはきっとスタンドが発動して本体を守ったのでしょう✨

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ドギャス❕❕

 

そんなくだらないことはさておき、

たまに始まる医療シリーズとして「熱中症」をまとめてみましょ~

熱中症の重症度

軽症、中等症、重症のような分け方ではなく、

熱失神熱痙攣熱疲労、熱射病なんて分け方をしてますが、

要はどーなるとヤバいのか

逆にヤバいとどーなるのか知ってたほうが良いですよね💡

①まずは立ち眩み、失神なんかが起こりますが、体温は変わらず

②症状が進むと筋肉の痙攣とかこむら返りが起こり

③気分悪くなったり嘔吐、頭痛、めまいが始まります

 (この頃には体温も38度を超えてくる)

④最後には意識障害に至って、何言ってるかわからなくなったり昏睡になると

 

皆さんには①(かせめて②)くらいで、

涼しい所に逃げ込んで水分を補給し、

場合によっては病院受診してほしいですね🏥

 

ただし水分補給だけして塩分をとらないとすぐに②の状態になってしまいますよ~🙅

ヤバい環境

人が耐えうる最高温は42度前後で45分~8時間

50度前後だと5分で死亡とされています💀

こんな環境で働くことがある❓時はめちゃめちゃ注意しましょう⚠

 

湿度が75%以上の時も汗が蒸発できないので、

熱中症まっしぐらです😨

体温が上がると皮膚の血流が良くなって

ものすごい熱を放出するという人体の奇跡が起こるのですが、

じめじめしてる日は要注意ですね☠

そして高齢者なんかも汗で放熱するのが難しくなります😓

なので高齢者の熱中症が増えるんですねぇ。。。

 

他にも肥満だったり、アルコール飲んでたり、

利尿薬や脈を抑える薬をのんでる人は要注意人物です❕

過活動膀胱の薬は汗も止めちゃうのでこれもリスクになります❕

 

冷やし方⛄

40度のお湯を霧吹きして扇風機をあてる

(冷たい水はダメ🙅

→皮膚の血流が悪くなるし、ガクガクブルブルしちゃいます((((;゚Д゚)))))

 

首やわきや足の付け根(お股)に氷嚢をあてる

(大きな血管にあてると効果が早い)

 

解熱薬は使わない

(一般的なお熱とは機序が違うので効かないし、副作用もこわい?)

 

 

 

熱中症に騙されるな❕

一方で

最近のようなあ~~~っつい時期に運ばれてきた高体温の患者さんをみると、

自動的に熱中症やん、と思っちゃうのもこれまた危ない💦

 

冷やしてあげても意識が悪い時は他の原因も考えたほうが良いですねぇ。。。

感染症とか、脳卒中(体温中枢も含めて)とか、悪性症候群とか、、、

なんせ重症の熱中症は、

敗血症の定義(というかSOFA score)も満たしてしまうでしょうからねぇ🐛



一般に役立つ情報はこんな感じでしょうか

こんな暑い時期はプール行きたい、海行きたい、、、🏖

 

行こっかな❓😻