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アトピー性皮膚炎について💊

この2ヶ月小児科を勉強させていただいている間に

アトピー性皮膚炎かつステロイド忌避という患者さんに2名出会いました🏥

 

アトピー性皮膚炎の治療にステロイドは不可欠と考えていた雀にとって

ステロイドという考えは晴天の霹靂であり

ステロイドを使わないで済むならそれにこしたことはない」

と思う一方で👼

 

雀の中の悪魔が

ステロイド使わずにアトピー性皮膚炎に対応できるわけがない」

と囁いてきました👿

 

こうなったらお得意のエビデンス(根拠)の高い文献を調べてやろうとなるわけです📝

 

というわけで本日の出典は

The Lancet』様です✨

 

世界五大医学雑誌の一つで

しかも2020年8月の論文なので

最新かつ信頼度も高い❕

 

皆さんは盲目的に今日書いたことを信じてください🥺

例のごとく盲目的に信じてよい(=信頼度が高い)ことは斜字で書きます✍

Introduction

アトピー性皮膚炎は、高所得国では小児の20%、成人の10%が罹患している。どの年齢でも発症する可能性があるが、通常の発症年齢は幼児期で、典型的には生後3~6カ月である。

原因は複雑で多因子性であるが、遺伝的要素も強く、複数の遺伝的リスクのメカニズムが存在することが示唆されている。フィラグリン(FLG)をコードする遺伝子の機能低下変異は、一貫して報告されている遺伝子変異であり、フィラグリンが表皮の主要な構造タンパク質であることから、皮膚バリアに重要な役割を果たしていることが裏付けられている。遺伝が重要であることは明らかだが、世界的にアトピー性皮膚炎の罹患率が高まっていることから、環境因子の役割が注目されている。

 

遺伝的な要素が関わっていることがここ2005年に判明し

それとともに治療法も劇的に進化しています💊

一方で環境要因も重要であると💡

 

Natural history

成人になってもアトピー性皮膚炎が持続する予測因子は、喘息、花粉症、またはその両方を併発していること、発症年齢が低いこと、社会経済的地位が低いこと、非白人の民族性などがある。

 

Pathophysiology and mechanisms of disease

アトピー性疾患、特にアトピー性皮膚炎の家族歴は、アトピー性疾患を発症する最も強力な危険因子である。アトピー性皮膚炎の遺伝率は高く(双子の研究では約75%)、遺伝的要因が重要であることが示唆されている。

 

アトピー性皮膚炎の患者さんはとても気になる情報ですね

喘息や花粉症があったり、

小さい頃から発症したり、

貧乏だと成人になっても持続する確率があがるようです💦

 

しかもそれは遺伝しやすいとのこと、、、

 

より一層ちゃんとした治療法を知りたくなりますよね❕

次回真相をお伝えします🎤

 

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はたしてステロイドは善❓👼 悪❓👿