結局ワクチンってどうなの❓～その⑧：その他の国のワクチン～

日本で接種できるワクチンを紹介してきました💉

他の国も気になる＆「UP TO DATE」様が解説して下さっていたので

せっかくなので余談程度に読んでみてください📝

WIV04およびHB02：中国の患者から分離された2種類のSARS-CoV-2をベースにした不活化全ウイルスワクチン

28日間隔で2回、筋肉内に投与

いくつかの第I/II相プラセボ対照無作為化試験に参加した18歳から80歳の健康な人において、中和抗体および結合抗体反応を誘発し、重篤な反応は報告されなかった

HB02の中和活性は、変種B.1.351（ベータ）に対して低下

SARS-CoV-2感染の既往がない約40,000人の参加者を対象とした第3相有効性試験では、プラセボと比較して2回接種後14日目からのワクチン効果は、WIV04が73％、HB02が78％と推定された

この効果は、WIV04、HB02、およびプラセボをそれぞれ26例、21例、および95例使用した後に評価された。

重症例は2例のみ発生し、いずれもプラセボ群であった

全身および注射部位の反応は、3つのグループすべてにおいて同程度の頻度で発生した（痛み20～27％、頭痛13％、疲労11％）

CoronaVac：中国で開発された不活化COVID-19ワクチン

28日間隔で2回、筋肉内に投与

第I/II相無作為化プラセボ対照試験では、18～59歳の健康な人および60歳以上の健康な人において、このワクチンは安全で免疫原性があると考えられた

変異体B.1.351（ベータ）に対する中和活性は低下

有効性試験のデータは公表されていない

さまざまな国で実施された試験の結果を発表するプレスリリースでは、有効率が50～91％と報告されているが、これらの結果を批判的に検討するために不可欠な試験の詳細はまだ公表されていない

Gam-COVID-Vac/Sputnik V：ロシアで開発されたワクチン

スパイク糖タンパク質を発現する2つの複製不能アデノウイルスベクターを使用

最初にアデノウイルス26ベクターを投与した後、21日から3ヵ月後にアデノウイルス5ベクターを増量して筋肉内に投与

非盲検・非無作為化の第I/II相試験では、被験者にSARS-CoV-2の体液性および細胞性の免疫反応が検出された

SARS-CoV-2の先行感染が血清学的に証明されていない2万人以上の参加者を対象とした第3相試験の中間解析によると、このワクチンは初回投与後21日目（2回目の投与時）から症候性COVID-19を予防する効果が91.6％あった

この効果は78例の COVID-19 を発症した後に評価された（ワクチンを接種した14,964人のうち16人、プラセボを接種した4902人のうち62人）

重症例20例はすべてプラセボ群であった

局所性および全身性のインフルエンザ様反応はワクチン群でより多く見られ、その割合はそれぞれ15％と5％

ワクチンに関連した重篤な有害事象は認められなかった

Covaxin：インドで開発・使用された不活化ワクチン

29日間隔で2回、筋肉内に投与

第1相ランダム化比較試験では、18歳から55歳までの健康な人を対象に安全性と免疫原性が確認された

有効性試験のデータは公表されていないが、プレスリリースによると、25,800人の参加者のうち43例（プラセボ36例、ワクチン7例）を対象とした中間解析の結果、過去に感染歴のない人の症候性COVID-19に対する有効率は81％であると報告されている

ここまで中国・ロシア・インドのワクチンを解説しました💡

共通するのは有効性についてはっきりしたデータがなさそうということ

逆に言えばある程度は有効な可能性もあり❔

だけどデータの取れていない（取れてても嘘つきそうな）ワクチンを使うのは不安ですよね💧

水曜日は夜。