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光線過敏について②🌞

前回👇の続きとなります

 

 

 

では早速行きましょう❕

日光蕁麻疹

日光蕁麻疹は蕁麻疹のまれな亜型である。日光暴露後5~10分以内にそう痒性の紅斑性膨疹が出現し、24時間以内に消失する。

遺伝的および環境的な影響については、まだ解明されていない。

 

通常、薬物療法または低用量PUVAもしくはNBUVBによる光感作療法とグルココルチコイドの経口投与が必要である。IgEに対する中和抗体であるオマリズマブが有効であることが報告されている。

 

光アレルギー

光アレルギーは、紫外線照射により抗原性が変化したアレルゲン(光アレルゲン)に対する遅延型過敏反応である。光アレルゲンが形成されると、反応の発症におけるその後のステップは、アレルギー性接触皮膚炎と同じである。他のアレルギー性接触皮膚炎と同様に、罹患者は光アレルゲンに対して以前に感作されていなければならない。

日光暴露24~48時間後に発現する、日光に曝露した皮膚領域のそう痒性、湿疹性発疹である。時に、光アレルギー性接触皮膚炎は、原因となる薬物または化学物質の使用を中止した後も持続し、慢性光線性皮膚炎(CAD)に発展することがある。

光アレルギー反応は、ほとんどの場合、全身性ではなく局所性の薬剤に暴露した後に起こる。

光アレルギー反応の原因となる最も一般的な外用剤;

日焼け止め(ベンゾフェノン、ケイ皮酸塩、アボベンゾン、ジベンゾイルメタン類)
NSAIDs(ケトプロフェン、ジクロフェナク)
香料(6-メチルクマリン、ムスクアンブレット、サンダルウッドオイル)
フェノチアジン系薬剤(プロメタジン、ヨーロッパでは外用抗ヒスタミン薬として入手可能)
抗菌剤(ビチオノール、ジクロロフェン、クロルヘキシジン、ヘキサクロロフェン、トリクロサン、フェンチクロールなど)


光アレルギー反応を誘発する可能性のある全身性薬剤;

キニジン
グリセオフルビン
キニーネ
キノロン系抗菌薬
スルホンアミド
ケトプロフェン
ピロキシカム

 

治療

光毒性反応および光アレルギー反応のいずれにおいても、外因性光線過敏症の原因となっている薬剤または化学物質を可能な限り中止すべきである。日光を避ける、日光保護衣を着用する、日焼け止めを塗るなどの日光保護対策が不可欠である。

ほとんどの光毒性反応は日焼けとして治療できる。通常、冷湿布、軟膏、鎮痛剤の内服による対症療法で十分である。局所麻酔薬は、接触アレルギーの可能性があるため避けるべきである。

光アレルギー反応は、接触アレルギーと同様の方法で治療すべきである。具体的には、コルチコステロイド外用薬を患部に塗布することで、そう痒症および炎症反応を軽減することができる。場合によっては、2~3週間のコルチコステロイド全身投与が必要なこともある。

 

今回の治療もあまり参考になりませんでした💧

少なくとも光線過敏を誘発するような薬剤の使用がないかの洗い出しは必要ですね💊

 

全体的には先週も言及したのですが、

PUVA療法ナローバンドUVBが効果ありそう、と言う記述が多かったので、試したいところ(試しようがないけど、、、)

 

ちなみに

光増悪性皮膚疾患とは、日光暴露によって増悪する疾患である。よく知られている例として、エリテマトーデスと皮膚筋炎がある。

という記載もありましたので、SLEや皮膚筋炎の方は要注意ですね⚠

 

今回の患者様はすでにチェック済で、自己免疫性疾患の要素はなさそうです☑

そうなるとなかなかお手上げになってしまうんだけどなー😭

 

 

繰り返しますが雀は夏が好き🌞 今は寒い、、、