開業してちょうど3ヵ月を迎えました🏥
おかげさまでたくさんの患者様に来院していただいています
(それが良いことなのかどうかは置いておいて😅)
これまで総合内科・集中治療・救急を専門にやってきた経緯で
様々な専門疾患の診断から、専門的治療まで経験してきました💉
科の特性上色々な専門科に協力してもらったり、
はたまた色々な専門科に協力を依頼されたり、
本当にたくさんの疾患を経験(しかも広く深く)してきましたが
それでもまだ携わったことのない病気があるものです💡
経験を最大限活かして皆様のお役に立てれば、という気持ちでいますが、
さすがに経験の乏しい疾患を目にするとその場で解決してあげられません💧
(ただ、それでも頼ってきていただけるのはありがたいです!!)
しかるべき病院に紹介が必要な
専門性が高かったり、詳しい検査を要するような疾患のことではなく
ここで言うのはそもそもあまり知らないぞ、というような疾患。。。
そんな時は正直に
「あまり経験がないので、一度調べさせてもらえませんか?」
と1週間程度時間をもらえないか相談させていただいています💦
時間をもらえれば最新の知見で返事をすることができますので📝
今回はそんな症例のひとつ💡
多汗症について
本格的な夏に入る前にご相談いただきました🌞
一般的には専門科は皮膚科になるとは思いますが、調べる時間をいただけたので💻
今回は一部の場所に限局する多汗症=原発性局所多汗症がテーマです💦
Up To Date様で勉強しましたよ~
疫学
一般に小児期または青年期に症状が現れ、生涯にわたって持続する
手のひら、足の裏、および腋窩の頻度が高い
(典型的ではないが、頭皮や顔面、あるいは他の部位に症状が出ることもある)
熱や感情的な刺激によって悪化するが、心理的な疾患とは考えられていない
生涯持続するので、いわゆる体質といっても間違いではなさそうです
ただ、小児期~青年期に発症するというのは知らなかった。。。
多汗症は、他の皮膚疾患の発症率の上昇と関連している
特に気になる疾患としては、、、
アトピー性皮膚炎やその他の湿疹性皮膚炎は、多汗症の患者でより高い頻度で存在した
この関連性の理由は不明であるが、一説には、多汗症が皮膚炎の増悪因子となるとも言われている
「あせも」というものがあるくらいですから
なんとなく多汗症は皮膚炎を起こしそうですが、まだあまり根拠はないようです
ただ、多汗症があるとアトピーやその他の湿疹になりやすいことは間違いなさそう😞
次回はいちばん気になる治療法です💊